見やすいマニュアルに目次が必要な3つの理由|作成時の7ポイントも解説

貴方が作成するマニュアルは、読み手側にとって、
読みたい箇所がすぐに調べられ、見やすいでしょうか。

調べやすくて、見やすいマニュアルには、必ず「目次」があり、
無くてはならない機能です。

目次とはマニュアルや論文など、長い文書にある見出しをまとめて整理し、
書き並べたリストの事を指します。

要するにマニュアル全体を作る大事な骨組みとなり、
しっかり構成する事で、業務の全体像が確認しやすく、
読み手側にとって、活用しやすいマニュアルが作成できます。

そこで、今回は『目次』について、構成する目的や機能、
作成する際のポイントやコツをご紹介していきます。

見やすいマニュアルに目次が必要な3つの理由

そもそも何で目次がマニュアルに必要なのか、疑問に思いますよね。

こちらでは、マニュアルに目次が必要な理由を、
3つに分けてご説明します。

理由1. マニュアルの全体像を把握しやすくなるから

目次に目を通せば、そのマニュアルにどのような情報が載っているのか、
ざっくりと把握できます。

製品マニュアルであれば
目次を読むだけで操作方法の大体の流れが理解できます。

業務マニュアルであれば
目次を読むだけで仕事の全体的な流れを把握できます。

理由2. 必要な情報を探しやすくなるから

マニュアルに目次を付ける一番の理由は、読み手が必要としている情報に、
早くたどり着けるようにするためです。

目次を一通り眺めれば、必要な情報が載っていそうなページに目星をつけられ、
とても探しやすくなり、調べる時間も短縮されます。

上記の内容とはつまり、
「良いマニュアル(目次)=知りたい情報をすぐに見つけられる」ということを意味します。

また、マニュアルを紙で読む前提なら、目次は必要不可欠です。
もし、紙のマニュアルに目次がないと、ページを1枚1枚めくりながら、
探さなければなりません。

電子ファイルであれば、キーワード検索で探すことも可能ですが、
どちらにしても目次がないと探す時間がかかってしまう為、
あった方が良いでしょう。

理由3. 作成の過程でマニュアルの内容を精査できるから

目次を作ると、作成者もマニュアルの全体像を把握しやすいです。
全体像を把握する事で、作成しながら、必要な情報の漏れに気付き、
内容の重複を見つける事ができ、より質の高いマニュアル作成につながります。

マニュアルの目次を作る際の7つのポイント

目次が必要な理由を理解した上で、次は目次の構成に取り組みましょう。
こちらでは作成に関して、簡単に活用できるポイントを、
7つに分けてご案内します。

ポイント1. 読み手の目的別にまとめる 

目次の項目は「機能別」ではなく、「目的別」にまとめましょう。
マニュアルを使う人(読み手)の視点で書かれている方が、
活用しやすいためです。

読み手が「何をしたいか」を考慮して、掲載箇所を検討して、
読み手目線で考えることで、ユーザーにとって使いやすいマニュアルになります。

ポイント2. 時系列順に並べる

記載する項目の順番は、時系列にすると良いでしょう。

製品マニュアルの場合は、「起動→各種操作→電源オフ」の順に、
業務マニュアルの場合は、仕事のフローに沿って書く事を、
おすすめします。

時系列に並んでいることで、目次を頭から読むだけで、
全体の流れが理解しやすくなります。

ポイント3. 階層構造にする

「大項目」と「小項目」に分けて記載すると見やすくなり、
読み手も必要な情報を探しやすくなります。

大項目(大見出し)だけ記載されていても、
具体的にどのような作業が載っているかわかりにくく、
ページを探しづらいからです。

ポイント4. 項目名は簡潔に書く

見出しに記載する各項目は、短くてわかりやすくしましょう。

パッと見て、どのようなことが記載されているかイメージができ、
読み手が必要な情報を探す時間が短縮されます。

ポイント5. レイアウトは縦横を揃える

各項目の先頭や、ページ番号の縦横を合わせると見やすくなります。

ポイント6. 内容に合わせて目次も更新する 

マニュアルの内容を更新したら、必ず目次も併せて修正しましょう。
内容と目次にズレがあると、検索性が大きく損なわれるからです。

完成後に目次にズレがないか確認することをオススメします。

マニュアルの目次の作り方

マニュアルの目次を作る際、使用されるツールによって作り方が異なります。

こちらでは代表的な作成ツール、『Word』の、
目次の作り方を簡単にご案内します。

Wordでマニュアルの目次を作る方法

Wordには「目次作成」機能があるため、目次を作成する際は、
そちらを活用しましょう。作り方は以下の通りになります。

<「目次作成」機能の使い方>

 1・マニュアル作成時に、見出しの設定をしておく。
  ┗見出しに設定したいテキストを選択した上で、メニューの「ホーム」内にある
  「見出し1」や「見出し2」をクリックします。
 2・目次を挿入したい場所にカーソルを合わせて、メニューの「参考資料」内にある
  「目次」をクリックする。
 3・目次を作成した後に見出しの追加や修正をした際には、
  目次のフィールドをクリックすると表示される「目次の更新」をクリックする。

目次を作って見やすく・使いやすいマニュアルにしよう

いかがでしょうか。

今回はマニュアルの『目次』にピックアップして、
作成にあたって押さえておきたいコツポイント
『Word』の目次の作り方をご紹介しました。

目次をしっかりと構成する事で、業務全体の内容を把握するだけじゃなく、
探したい内容が見つけやすく、読み手側にとって使いやすい、
質の高いマニュアルが作成できます。

もし、目次がないマニュアルを作成した場合、
どれだけ良い内容や手順を記載しても、見つけられず、
目を通さない可能性があります。

そのため、マニュアルには必ず目次を付けることが重要なのです。

マニュアル作成で目次づくりに差し掛かった際は、
是非、本記事でご紹介したコツやポイントを活かして、
見やすく、使いやすいマニュアルを作りましょう。

この記事を書いた人

編集部

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